湯治とは、温泉地に長く滞在し、病気を治したり、体調を整えたりすることです。本来湯治は日帰り温泉や短い温泉旅行とは違い、1週間~1ヶ月以上を温泉地で過ごし、心も身体もリフレッシュするものです。
玉川温泉は歴史ある湯治宿で、一般的な旅館とは異なり「湯治」に特化した宿となります。ぜひ本格的な「湯治」を体験ください。
湯治は、自然治癒力を高める効果が期待できます。病気や体調を医学の力ではなく、人間の持つ本来の状態に戻そうする力を温泉の力も借りながら高めます。玉川温泉は多くの疾患・症状に対する改善や、治癒能力の向上が期待できる「効きの湯」として親しまれています。
湯治の歴史は、奈良時代には存在したと言われており、医学が発展していなかった昔は、温泉に入って病を治し、合戦などで傷ついた身体を癒していたと言われています。庶民に湯治の文化が広まったのは、江戸時代に入ってからで、農業の閑散期や旅をする時に、温泉地に立ち寄って湯治を行っていました。
湯治の基本的なやり方は、1日に数回、1週間以上温泉に浸かり心身ともに癒します。
玉川温泉では、館内の湯治相談室では、初めての方でも安心してご利用いただけるよう、看護師による入浴指導や湯治相談を行っておりますのでまずは一度ご相談ください。
十和田八幡平国立公園内に位置する、玉川温泉園地自然研究路は、玉川温泉宿舎から上手の地獄谷まで石を敷き詰めた一周30分ほどで回れる歩道が整備されており、一帯はブナやアオモリトドマツなどの原生林で包まれています。 一か所からの湧出量日本一を誇る玉川温泉は、98℃の熱湯が噴出している「大噴」をはじめ、園路内の至るところから噴湯・噴気が立ち上がり、大地の息吹を感じることができ、天然の岩盤浴として利用できる場所がございます。
1周約30分で散策ができ、湯の川と流れる源泉や噴気孔があり、大地の息吹を感じることができます。
源泉が湯の川となって流れています。
源泉 大噴は98℃の熱湯が噴出し、pH1.2は日本一の強酸性、一か所から1分間に9千リットルの湧出量は日本一となっています。
大自然の息吹を感じることができます。
地熱のある任意の場所を選び、岩肌の刺激を緩和させるためにゴザを敷いて横になります。この際、枕代わりになるもの(バスタオルや衣類)が必要です。 タオルケットや毛布を身体の上にかけて、熱を逃がさないようにしますが、熱いところだと40~50℃にもなる場所がありますので、低温火傷を防ぐためにも、ときおり身体の向きを変えるようにして下さい。 (岩盤浴では、加湿・保温による鎮痛効果や新陳代謝の促進が期待できます。)
地熱の吸収により大量の汗をかきますので、「スエットやトレーナーなどの軽装」がよろしいでしょう。朝晩は、外気も冷えていますので、ジャンパーなど上に羽織るものをご準備下さい。 履物については、履きやすいスニーカーがベターです。
岩場の上に敷くゴザはかかせませんが、ビニール製よりはイグサのものが良いようです。
また、汗をかきますのでお着替用の衣類、また水分補給用のドリンクをご持参下さい。
これらの岩盤グッズを入れるものも必要ですが、バッグタイプのものよりリュックタイプの方が便利です。
最後に、岩盤に使用するものは貸し出しがございませんので、すべてご自身でご用意いただいております。客室内の衣料(浴衣など)や備品(スリッパなど)の岩盤使用はお断りいたしておりますのでご了承下さい。